平成30年度全国選抜長崎県予選

平成31年1月19日(土)20日(日)諫早市森山スポーツ交流館において、平成30年度全国選抜長崎県予選が行われました。

すでに長崎県剣道連盟のHPや新聞でご存じかと思いますが、本校剣道部の結果をお伝えします。

この大会は毎試合毎試合ポジション変更可能なフリーオーダー制で争われます。

女子団体
先日行われた県新人戦でベスト8入りを果たし、シード校として2回戦から登場しました。初戦は長崎南。
一進一退の攻防が続き、試合は代表戦にもつれます。
代表は1年の平川。序盤から激しい攻防となりますが、試合中盤に引き面を奪い、勝利。準々決勝進出を決めました。
準々決勝は長崎日大と対戦。
先の学年別で1年の部の決勝を争った2人を先鋒、次鋒に抜擢するも、逆に先行を許し、厳しい状況となります。なんとか挽回しようとするも、中堅も2本連取され勝負あり。チームの負けが決まりました。
増山が最後に意地を見せ、相手大将に勝利し一矢報いました。2大会連続のベスト8入りとはなりましたが、悔しさが残る試合となりました。

男子団体
県新人戦優勝校として第1シードで迎えた本大会。県新人戦では大将を務めた大島を体調不良で欠く状況での出場となりました。
初戦からその不安を感じさせない、安定した戦いぶり。2回戦、準々決勝共に相手チームに一本も与えることなく、それぞれ4-0で勝利し、3年連続となる決勝リーグ進出を決めました。

決勝リーグ
初戦は誰もが知る島原。先行するも追いつかれ、再度引き離すもまた追いつかれ、まったく五分で迎えた大将戦。学年別で優勝した1年の井が務めるも、経験に勝る相手に先取されてしまいます。懸命に取り返しにかかるも時間切れ。2-3(2-3)で落としてしまいます。

2戦目は昨年度優勝校の西陵。先鋒戦を失うも、次鋒戦これまで全勝の塚本がここでも勝負強さを見せ、一本を奪いタイに戻します。中堅、副将は引き分け。大将はここまで全勝の山領。相手は県新人戦の個人チャンピオン。お互いにここでチームとして勝っておかないと非常に厳しい状況になります。必死に一本を取りにかかるも互いに有効打を奪うことができず、引き分け。チームも1-1(1-1)の引き分けとなりました。

3戦目は県新人戦で決勝を争った長崎南山。決勝リーグ、チームはここまで2戦して1敗1分け。ここで勝たないと全国選抜への出場を果たすことができません。
先鋒から大将まで最後の力を振り絞って全力で一本を奪いにいきますが、逆にそこの起こりを押さえられ、結果0-3(1-6)で敗れました。

試合は、2勝1分け同士で並ぶも勝数で上回った島原が優勝。2位は南山。
3位、4位争いも2敗1分けで並びますが、本数で一本上回った佐北が3位となりました。
最後の南山戦、副将戦で先に一本を奪われるも気迫の面を取り返した山口の一本が3位をもたらしてくれたといっても過言ではありません。

本大会、全国選抜への出場権は逃したものの、チーム一丸となって臨み、先輩たちから引き継いできた県大会ベスト4入りを死守することができました。
優秀選手は今大会負けなしの山領が受賞しましたが、今大会での2年生の頑張りは目を見張るものがありました。1年生も、県新人戦から出場している井、今大会前半のポジションに入り、チームを勢いづけてくれた川久保も必死に戦ってくれました。今後に活きる貴重な経験となったと思います。

試合に出場できなかったメンバーも選手のサポートや記録、ビデオ撮影など、チームのため本当によく頑張ってくれました。フリーオーダーのメリットを最大限に発揮することができたのも、彼らのサポート力のお陰と言えます。
今回の3位もまさにみんなで勝ち取ったものだと思います。

保護者の方々も連日早朝より応援に駆けつけてくださいました。いつもたくさんの応援をいただき、大変ありがたく思っています。

男子の次の試合は長崎県代表として出場することになる2月の九州選抜となります。3月秋田で行われる魁星旗にも出場します。

女子はしばらく試合がありません。1年生は入学してきてからずっと試合続きだったため、なかなか基本動作や体力づくりに時間を割くことができませんでした。更なる活躍を果たすために、新たなスタートを切り、ひとまわりふたまわりも成長した姿で春季戦を迎えたいと思います。

今後とも佐北剣道部をご支援いただきますようよろしくお願いします。