平成29年6月10日(土)、県立武道館で行われた平成29年度佐世保市中総体剣道競技の結果をお伝えします。
男子団体 優勝(2連覇)
連覇をかけて臨んだ今年、市の新人戦では3位に終わり県新人戦を逃したこともあって、「今度こそ必ず自分たちで優勝旗を持ち帰ってくる」という強い気持ちで試合を迎えました。
予選リーグは1位通過を果たしました。しかし、なかなかいいリズムに乗れない感がありました。そこには、このメンバーではまだ一回も優勝を経験したことがないことがあったのかもしれません。
ここで生徒たちは成長した姿を見せてくれました。自分たちでしっかり気持ちを作り直して決勝トーナメントに臨み、チーム一丸となって一戦一戦勝ち上がっていきました。準決勝では前回2位の清水に3-1、決勝では前回1-3で敗れた世知原に2-2の本数勝ちを収め優勝、晴れて連覇を果たしました。
決して派手な戦いぶりではありませんが、個人個人がそれぞれに与えられた役割を果たし、チームでつないで勝つということを徹底することができていました。
やはり決勝トーナメントは一本で勝負の行方が変わるような厳しい戦いを強いられました。ただそこで、日頃から共に稽古をしている高校生の最後まで粘り強く戦う姿を、中学生も見事に実践することができたことも大きかったのではないかと思います。
先週の県高総体、男子団体3位、女子団体ベスト8という、先輩たちの頑張りにしっかりと続いてくれました。
このメンバー、中学から剣道を始めた部員が2人入っています。経験者にひけをとらない堂々とした試合ぶり、それぞれがチームの勝利に貢献してくれました。
優勝決定後、部員みんなで、感動の涙を流していたのが印象的でした。それだけ強い思いを持つと共に、チームて戦っていたということが伝わってきました。本当によく頑張ったと思います。
男子個人
3位 原田竜之介(2年)
先に行われた団体戦で、2年生ながら大将として安定した戦いぶりを見せていた原田が3位入賞を果たし、県新人戦に続き、個人でも県大会出場を決めました。
同じく県大会につながる個人戦に出場した3年主将の向井は、県大会出場をかけた準々決勝で、延長の末、今大会2位に入賞した選手に惜しくも敗れました。相手は県新人戦でベスト4に入っている選手。身長差もありましたが、それを感じさせない気迫と技で喰らいついていました。団体戦でも決勝で2本勝ちを収め、流れを引き戻すなど、キャプテンとしてよく頑張ってくれました。
男子個人オープン戦では残念ながら上位進出を果たすことはできませんでした。県大会出場校として、ここで力の差を見せつけないないといけないところでした。
今大会の模様は長崎県剣道連盟のHPにUPされていますので、ご覧ください。
早朝より、OBの先輩方、保護者の方々、高校の部員などたくさんの方が応援にきてくださいました。
県大会は7月22日(土)長崎県立総合体育館(メインアリーナ)で開催されます。
佐世保市の代表として、恥ずかしくないような試合をすることができるよう一層稽古に励みたいと思います。
応援ありがとうございました。