平成28年度佐世保市中総体剣道競技の結果 その2

昨日、速報というかたちでお伝えしました。あらためて佐世保市中総体の結果を報告します。

男子団体 優勝(2年ぶり3回目)
3連覇をかけて臨んだ昨年は3位、県中総体に出場できなかったこともあり、「今年こそは優勝を」と強い意気込みで試合を迎えました。

今年のチーム、昨年の市の新人戦では2位でしたが、県新人戦では3位になることができ、第4シードをとることができました。ただこれは学校にくるのではなく、佐世保市1位の学校に与えられるものになります。

県大会で新人戦以上の結果をおさめるためには1位で突破し、自分たちがとったシードに入ることが大切です。そういった意味でも何としても優勝することを求められていただけに、かなりのプレッシャーを感じながらの試合だったと思います。

特に決勝トーナメントからは一本で勝負の結果が変わるような厳しい戦いを強いられました。持ち前のチームワークで、最後まであきらめず粘り強く戦う、高校生譲りの戦いぶりを日頃から共に稽古をしている中学生も見事に実践し、結果、優勝を果たすことができました。

先の県高総体で2位となった先輩たちの頑張りがいい刺激になったと思います。また本大会への応援のため、早朝から稽古を行い、はじめの団体戦から最後の個人戦まで応援してくれたこともずいぶん心強いものになったと思います。

随所でアドバイスをしてくれたり、時にはうちわで仰いでやったりと、中高の枠を超えたまとまりをみせてくれていました。

優勝決定後、キャプテンの大島が、感動の涙を流していたのがまた印象的でした。それだけ強い思いを持つと共に、チームのことを考えて戦っていたということが伝わってきました。

準決勝から副将に入った原田がチームにいい流れを作ってくれました。オープン戦でも1年生ながら3位に入りました。1勝2敗で迎えた決勝では、たて続きに面を連取し、優勝に王手をかけてくれました。思い切りのよさと、冴えのある技、今後はチームの核となる選手になっていくものと思われます。

それ以外のメンバーも随所で活躍してくれました。それぞれの頑張りがあったから今回の結果があったと思っています。誰かが負けても、次のものが何としても取り返す。チームとしての復元力がありました。また、その試合試合でそれぞれが与えられた役割をしっかり果たすことができたことも結果につながったのではないかと思います。

男子個人 優勝 大島侑之助(3年 2連覇) 
先に行われた団体戦で、度重なる大将戦をものにしてきた大島が昨年の市中総体に引き続き優勝を果たしました。相手に一本も与えない戦いぶりで、2回戦を除いてはすべて2本勝ちという、圧巻の戦いぶりでした。

同じく県大会につながる個人戦に出場した山口は、延長の末、今大会1年生ながら3位に入賞した選手に惜しくも敗れました。先の佐世保市の学年別の個人戦で優勝し、団体戦でも、勝負のかかった場面では常に勝利していただけに残念な結果に終わりました。

男子個人オープン戦 
3位 井上怜二郎(2年) 原田竜之介(1年)
団体戦では準決勝から原田と交代となった井上がその悔しさをオープン戦で晴らしました。準々決勝は佐北同士の対決となりましたが、それもものにし、堂々の3位入賞を果たしました。中学から剣道を始め、まだ1年足らずのキャリアしかないものとは思えない試合っぷり。これからが期待されます。

ここに名前があがらなかったものの、みんな一生懸命試合をしていました。結果こそつながりはしませんでしたが、特に男子のメンバーは県大会につながるものになったのではないかと思います。

今大会の模様は長崎県剣道連盟のHPにUPされていますので、ご覧ください。(写真もたくさん載っていました)

早朝より、OBの先輩方、保護者の方々、高校の部員などたくさんの方が応援にきてくださいました。

県大会は7月23日(土)地元佐世保市東部スポーツ広場体育館で開催されます。

佐世保市の代表として、そして県新人戦ベスト4のチームとして恥ずかしくないような試合をすることができるよう一層稽古に励みたいと思います。