女子団体
2次リーグ
海星高校、長崎日大高校と対戦。前日西陵高校との代表戦を制した勢いを持続できるかが鍵でした。海星戦を3-0で勝利。春季戦準優勝の長崎日大に挑みました。日大も海星に3-0で勝っていたので、直接対決で勝利した学校が準決勝進出となります。
中堅戦を終え、2-1でリードと西陵戦と同じ状況で来ていましたが、相手副将、大将にそれぞれ1本を奪われ、惜しくも逆転負けを喫しました。
結果はベスト8。8月の国士旗、5月の松尾杯では共に2位となるなど、力はあるといわれながら、高体連関係の試合では今まで一度も入賞はおろか、ベスト8にも入ることができず悔しい思いをしてきました。今回新入生2人を加え、力に見合った結果を収めることができ、悔しくありながらも、満足のいくものであったと思います。
男子団体
2次リーグ
長崎東高校、海星高校との対戦となりました。どちらの学校も伝統校で、ノーシードとは思えない力を持っていることが分かっていただけに苦戦が予想されました。その中でも自分たちの剣道をすることができ、4-0、2-1で勝つことができ、準決勝進出を決めました。
準決勝は春季戦の時に決勝で敗れた地元の島原中央との対戦。県新人戦ではうちの勝利。選抜予選では引き分け。これまでの決着をつけるべく挑みました。
先鋒3年の大迫、思い切った技を出すも、相手のポイントゲッターに突きの後の面を奪われ、その後挽回にかかるも一本を奪うことができず、先制を許します。
続く次鋒の大島侑は1年生ながら本大会4戦全勝といい流れをつくってきました。五分に戻そうと積極的に仕掛けていきますが、中盤に面に渡るところをうまく小手を奪われ、一本負け。
中堅戦、2年の西川もここまで負けなし。まずは一本を返そうと取りに出たところを相手は逃しませんでした。逆に一本を奪われ、絶体絶命のピンチとなります。取り返そうとでたところの相面は相手に旗三本。まさかの前三つで勝負は決してしまいました。
副将2年の遠山、大将3年の大島京の試合は引き分け。結局0-3で敗れ、インターハイはおろか、九州大会出場の夢は途絶えました。
最終日、島原会場にも関わらず、校長先生をはじめ、多くの先生方、OBの先輩、保護者の方々等応援にきてくださいました。
選手以外の部員も選手のサポートを一生懸命頑張ってくれました。その組織的な動きは県内トップクラスといっても過言ではないと思います。試合に出ることができなかった3年生が中心となって、選手が試合に集中できる環境を作ってくれていました。本当にありがたく、その動きを1・2年生は目に焼き付けたものと思います。
県新人戦から高総体まですべての県内大会でベスト4入りを果たすという好成績を収めることができたものの、選手たちは満足していません。練習試合でも県外のトップレベルの学校ともいい勝負ができるようになっていただけに、悔しくてなりません。
今回の選手もすべて県北地区出身の生徒たちでした。中高一貫校である本校、中学時代に県新人戦で優勝、県中総体で3位と好成績を収めてきたメンバーでした。当時県北で競い合っていた選手たちが本校を志望してくれて、今度は共にチームを組んで今まで県内外の強豪校と戦ってきました。
本校は進学校ということもあり、上位大会進出を果たせなかったことから、3年生の大半がここで引退し、受験勉強へ切り替えていくことになるのかと思います。
先輩たちが果たせなかった夢をきっと次の代で実現してくれるものと信じています。
次は今週末の市中総体です。中学生も高総体2日目の応援でずいぶんといい影響を受けたようです。また男子県3位、女子ベスト8という先輩たちの頑張りに触発されています。きっと頑張ってくれるものと思います。