第43回長崎県少年武道大会

平成28年12月4日(日)長崎県立総合体育館において、長崎県少年武道大会が行われました。

長崎全県下より各郡市の代表が集い行われる本大会、今年は49チームで争われました。

この夏、県中総体で3位となった3年生男子3名、2年男子1名、1年男子1名のメンバーで挑みました。

本校は中高一貫校で、中体連後も引退することなく、稽古に励むことができます。中3は1・2年生の稽古をサポートしながら、自分たちの剣を磨いてきました。中学最後の公式戦となるこの大会、このメンバーではまだ一度も県で優勝することが出来ていなかったこと、また、この大会では一昨年度準優勝、昨年は第3位と、コンスタントに好成績を収めていたこともあり、先輩達が成し遂げていない優勝を「今年こそ」と強い思いで臨んだものと思います。

高校生の先月の県新人戦男子団体準優勝もその思いを一層強めたはずです。先週の佐世保市内の大会でも優勝し、中3生3人を中心に、この勢いで自分達がやってやるという気迫が感じられました。

その気持ちが試合内容にも表れ、相手は初戦から本大会や中体連で過去優勝経験のある強豪チームばかりでしたが、持ち前の粘り強さとチームワークを発揮し、一戦一戦勝ち上がっていきました。

2回戦 対 中部中(平戸市)  4-0
3回戦 対 親愛少年(長崎市) 3-1
4回戦 対 養心会(長崎市)  2-2(本数勝ち)
準決勝 対 有明少年(島原市) 1-1(本数勝ち)

2大会ぶりの決勝進出となりました。相手は長崎市の長崎東剣聖会。

次鋒が先制するも、副将で返され、まったく五分の状態で大将戦。大将戦も引き分け。代表戦となりました。

本校からは今大会全勝で、準々、準決勝と大将戦で勝負をひっくり返し、決勝進出の立役者となった大将大島が、相手も前の試合も代表戦を制した大将が出てきました。

お互い随所にいい技が出て、決勝の代表戦らしい素晴らしい試合を見せてくれました。試合は惜しくもうちが敗れ、優勝することはできませんでした。ただ並み居る強豪のなかで、2位の成績を収めることができたこと、本当によく頑張ったと思います。

みんなが気持ちを一つにして取り組んできた成果を出すことができました。

私もこの大会には小中学生の時に出場していました。その伝統ある大会で、各郡市を代表するチームを相手に3大会連続ベスト4入りを果たしました。チームによっては中3の子たちも出場しており、レベルも高くあっただけに、この結果は立派だと思います。

中3は次なる高校の舞台でも頑張って欲しいと思います。

次の中学生の試合は18日に同じ会場で行われる県新人戦です。残念ながら団体戦での出場はなりませんでしたが、個人で昨日1年生ながら大活躍をした原田がエントリーしています。決勝で敗れた悔しさをきっと晴らしてくれるものと思います。

早朝より、長崎まで応援、引率いただいた保護者の方々、ありがとうございました。


なお、今週金曜日から県中入試の出願が始まります。

中学から本校の受験を考えている皆さんはぜひチャレンジしてほしいと思います。

佐世保北中高剣道部部員一同心よりお待ちしています。