練習試合

県新人戦1週間前、昨日は本校北斗館にて高校の練習試合を行いました。

試合の結果はもちろん、試合に臨む姿勢などいろいろと考えさせられる日となりました。

昨日練習試合に来てくれた学校には、部員が5人揃わず、3人での団体戦出場であったり、個人戦のみの出場となるところもありました。

それに比べると、現時点で佐北は少なくとも男子、女子団体組める人数がいます。特に男子は5人そろって組むことが出来ています。

そういった甘さからか、先に一本をとったにも関わらず、簡単に2本獲り返されて負けてしまう者がいたり、チームとして戦っているはずなのに、ラスト何十秒かになって、その場面では引き分けで済ませていいところに関わらず、中途半端に一本を獲られて負けてしまったりと、どこか試合・1本を大切にできていないところが多かったように思います。まるでそれぞれが個人戦を戦っているかのようでした。

それこそ3人で出場し、始めから1敗もできない状況からスタートするチームと比べると、随分と1勝1勝にかける思いに違いがあったように思います。

また昨日来てくれた学校の中には、剣道の専門の先生がいなくて、自分達で稽古をしているところがありました。途中、引率の顧問の先生から「よかったらうちの部員にもアドバイスをいただけませんか」といわれ、僭越ながら試合の後、気づいたことを話させてもらいました。

彼女たちのアドバイスを懸命に聞く眼差し、その後の試合からさっそくアドバイスを活かし、戦っている姿。うちの部員にないとは言いませんが、どこかしらアドバイスをもらえるのが当たり前になってしまって、その反応が薄れているところがあるようにも思いました。

剣道専門の顧問がいるのが当たり前になってしまって、その結果自分達で考えて稽古や、試合を組み立てなおしたり出来ていないのではないかと考えさせられました。

日々の稽古に対しては真剣に取り組んでいると思います。ただ、今ある環境に満足をしてしまって、また、今ある環境が当たり前になってしまって、試合に対するどん欲さや、意地が見えなくなりつつあることを痛感させられた日となりました。

実は同じような話が、市の新人戦が終わった後に河野先生からあった話の中にもありました。

中高共に、今の環境に満足せず、もっとどん欲に、気持ちを前面に出して取り組む姿勢を培っていかなくてはなりません。

そうしないと、特に中学生は目標としている団体戦での市の制覇を成し遂げることはできないと思います。
本校の練習日の設定は学校の定めるところにより、週4日。それも稽古時間はできて1時間半。他校の生徒は毎日稽古をやって、さらにはその後少年剣道にも通っています。
そういったメンバーに勝つためには、日々の稽古に対する取り組みはもちろん、プラスαの努力が必要不可欠です。

私自身、人数が増えて、活気ある環境でやれていることに満足していました。昨日の練習試合、その前の市の新人戦で考えさせられました。

まずは、週末の県の新人戦に向け、気を引き締めて取り組んでいくしかありません。気持ち新たに頑張っていきたいと思います。