神埼市長旗全国選抜中学生剣道大会

3月26日から29日まで、佐賀県神埼市において神埼市長旗全国選抜中学生剣道大会が開催されました。

長崎からは県新人戦ベスト4のチームに出場権が与えられ、全国各地から選抜された男子80チームの1校として、今年で25回を数える名誉ある大会に我が北中も参加させていただきました。

錬成会が2日、大会が2日間にわたって行われ、我が校は2日目の錬成会から参加させてもらいました。

2月の熊本で行われた白龍旗では、チームとしては1勝も上げることができず、大変悔しい思いをしました。

神埼でリベンジと、1ヶ月間、平日はみっちり稽古、週末は練習試合と雪辱を果たすべく、頑張ってきました。

初日は午後から参加、2勝1敗1分けのスタートでした。前回とは違うことを少なからず実感できました。

2日目のプレリーグ、結果が最終日のトーナメントの組み合わせに反映されます。

10チームによる総当りで、部員みんなが最後まで粘り強く戦うことができ、結果8勝1敗の2位という好成績で最終日を迎えることになりました。

3日目、1回戦はシード。鹿児島県の城西中学校が勝ち上がってきました。今年の鹿児島の全中出場校で、九州大会でも3位の好成績を収めているチーム。白龍旗でも対戦し、敗れた学校です。

前日のリーグをいい結果で終えることができ、「1ヶ月前の自分たちとは違う」ということをこれまでの相手との戦いぶりで生徒達自らが肌で感じとることができていたようだっただけに、今度こそ初戦突破はできるかと思っていましたが、結果は惜しくも1-2(本数3-4)で敗れました。

上位大会の難しさをまた痛感させられました。おそらくそれはどこの学校も同じで、リーグを下位で通過してきた学校が、上位の学校を降した場面も多く見られました。実際、北中も今回上位進出した学校と錬成会で対戦し、引き分けだったりと、そこはやってみないとわからないことがあります。

そこはやはり中学生なのでしょう。「勝負に絶対はない」ということを改めて思い知ったとともに、それでも「常に上位に上がってくる学校の強さは何なのか。」いろいろと考えさせられました。

高校だけの指導ではわかりえないことを、中学の部も持たせていただいて勉強させていただいています。これまた高校の指導にも活かしていきたいと思っています。

生徒達はショックを受けはしていたものの、いつもの気持ちの切り替えの速さで、きっと次に向けて動き出してくれるものと思っています。

何より白龍旗の敗戦から今回の大会まで、「自分達で考え、工夫し稽古を行い、お互いが高い意識で剣道に取り組む」姿勢でやってきて、この一ヶ月で更なる成長を果たし、リーグ戦の好成績を収めたことを考えれば、これはこれで大きな自信もになったことと思います。今の姿勢をこれからも継続していけば、きっとまた力もついてくるということも感じたのではないかと思います。

前回の大会と比べると、ずいぶん落ち着いて試合に臨むことができていました。この2つの大きな大会に出場できたことはきっとこれからの彼らの剣道に活きてくるものと思います。昨年は県大会すら出場できなかったことを考えれば、それだけでもかなりの差があると思います。

この悔しさを大きなバネとし、6月の市の中総体に向け、出直していきたいと思います。

女子の部において、長崎市の岩屋中学が見事準優勝を勝ち取りました。同じ県の学校の活躍はうれしい限りですが、特に岩屋中は私の高校の先輩でもあるO先生が監督を務められていることもあり、大変喜ばしく思っています。本当におめでとうございました。

今回の多くの保護者の方々が応援に来てくださいました。いつもご支援いただきありがたい限りです。高校生の保護者の方にも差し入れをいただいたり、応援いただいたりこれまた感謝です。

学年も1つあがり、後輩も入ってきます。気持ちも新たに、部員も保護者の方々もより一体となって、念願の全中出場を果たすことができるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。