長崎県少年武道大会

昨日(12月1日)第40回記念長崎県少年武道大会が県立総合体育館にて行われました。

私が小中学生時代に出場していた大会に(明社協大会ともいっていました)生徒が参加するということ、その大会が40回を迎えるということで、感慨深いものがありました。

県下各市郡の代表のみが出場できる大会で、(各地で本大会の予選となるものが行われています)チームによっては3年生も参加しています。

我が校は中高一貫校ということもあり、中3生は受験がなく、エスカレーター方式で高校に上がってくることができます。中3の部員は中総体後に引退することなく、現在も週4日の稽古にしっかり参加しています。

中総体後の佐世保での大会は1・2年のメンバーをAチーム、3年をBとして出場してきました。

中学3年間でみっちり稽古してきた成果もあり、Bチームとして参加した大会では、西海武道大会3位をはじめ、なんとか入賞してきました。特に中学から始めた田中は先日他の部員とともに2段を取得し、中学から始めても十分やっていけることを証明してくれました。

この大会は県レベルの大会ということで、1・2年はもちろん、3年も含めた現時点での佐北のベストメンバーで臨ませてもらいました。

1回戦、滑石正心会と対戦。先鋒が幸先よく2本奪い、流れをつくります。次鋒もその勢いで1本勝ち。中堅も2本勝ち。副将引き分けましたが、大将は2本勝ちで締めくくり、緒戦突破。

2回戦、昨年大差で敗れたシードの愛野少年と対決しました。相手のメンバーは、オーダーは違えどもほとんど同じ。うちも同様で、生徒達には、「あれから1年間頑張ってきた成果を精一杯ぶつけよう」と話をし、試合に送り出しました。

3年生3人が出場する相手ですのでなかなか簡単に打ち崩すことはできません。先鋒次鋒は引き分け。中堅が一本を奪い、先に一勝を上げリードするものの、副将が一本を奪われタイになります。大将は引き分け。代表決定戦となりました。前キャプテンでこの試合でも勝っている山本を代表としました。

山本は期待にこたえ、面を奪い勝利。僅差ではありましたがなんとかリベンジを果たすことができました。

ベスト8進出をかけた3回戦は島原第一中学と対戦。メンバーは1・2年生ではありましたが少年剣道で常に名を聞くメンバーばかりで、これまた厳しい戦いになるであろうと予想できました。

先鋒が一本負けを喫し、リードを許します。チームの大黒柱中堅山本が一本をとり、イーブンに戻します。
副将・大将は引き分け。前の試合に続き代表戦となりました。チームの命運は前の試合でも代表戦をものにした山本に託しました。

前の試合で相手の大将は逆転勝ちを奪い勢いに乗っていました。その中をよく山本は戦い、何度も惜しい技を繰り出していましたが、最後に引いたところを面に乗られ惜敗。

島原第一はその後も順当に勝ち上がり、優勝を果たしました。優勝チームに代表戦での敗退。もし勝っていれば・・・。県新人戦につながる試合をすることができたのではないかと思います。

試合内容はもちろんですが、それ以外の部分でも数多くの成長の跡がうかがえた大会であったように思います。

昨年今大会で大差で敗れ、それまでの取り組みを振り返り、今後どうやっていくかをみんなで考えたのを思い出します。

それぞれが意識を改め、厳しい稽古に耐え、その甲斐もあり、市の中総体、新人戦共に優勝することができました。

ただ、まだまだこれからです。やはり最後は山本に頼りきりになってしました。きっと2年生が発奮してくれるものと思います。念願の県大会での上位進出ができるように頑張っていくはずです。

早朝から送迎や応援を頂いた保護者の皆さんありがとうございました。

今週末は本校で先の佐世保市の新人戦で県大会出場を果たした個人、学校を中心とした練習試合を予定しています。

いよいよ県大会まで2週間切りました。万全の状態で臨むことができるようしっかり仕上げていきたいと思います。